自作railsアプリをデプロイする Part4 VPCルートテーブル作成編
前回作成した環境は以下の通りです。↓
インターネットゲートウェイを作成したことによって、VPCがインターネットへ通信ができるようになりました!
と言いたいところですが、このままではまだインターネットなどの外部に通信を行うことができません。
あくまでインターネット通信をするための、ゲートを設置しただけにすぎません。
インターネットを使って通信する場合は、ルーティングを行う必要があります。
ルーティングって?
例えば、ある二つのコンピューターがあり、お互いにインターネットで通信を行うとします。
しかし通信するにしても、そもそもどうやってお互いの場所を知ることができているのでしょうか。
その役割を担うのが「ルーター」です。
各コンピューターが存在するネットワークには、
インターネット通信を行う場合、下の画像のようにルーターが設置されています。
ルーターは、通信するネットワークの位置情報を持つことによって通信への経路を決定します。
それに使われる情報が「IPアドレス」です。ネットワークにおける住所のようなものです。
あるネットワークのアドレスが10.0.1.0/24だった場合、その範囲に該当するIPアドレスはネットワークAに接続できるということです。
「このIPアドレスなら、Bのネットワークだ」「このIPアドレスなら僕(A)のネットワークだ」などとルーターは判断しているのです。
よってルーターは、IPアドレスを元に通信するネットワークを判断します。
AWSでは「ルートテーブル」というルーティングのルールブックを作成することにより、自身が構築したネットワークのルーターを設置している状態にすることができます。
ルートテーブルと合わせて、通信のイメージを掴んでいきます。↓
作成するルートテーブルを図で理解する
AWSではルートテーブル作成する時、サブネット単位で作成することができます。
なので今回は、現時点で作成してあるサブネットに「インターネットゲートウェイをルーティングするというルール」を記載したルートテーブルを作成していきます。
ルートテーブルの作成
VPCのダッシュボードから、ルートテーブルの作成を選択します。
するとこんな画面が↓
ルートテーブルの名前とVPCを選択します。
早速このテーブルに「インターネットゲートウェイをルーティングするというルール」を記載していきます。
作成したルートテーブルを選択した状態で、
下のタブ「ルート」を選択し、
「ルートの編集」を選択します。
すると以下の画面がでます。↓
さらに「ルートの追加」を選択。
送信先:0.0.0.0/0
ターゲット: 候補から作成したインターネットゲートウェイを選択しましょう。
これでインターネットゲートウェイをルーティングすることができました。
最後に、このテーブルを作成したサブネットと関連づけしましょう。
ダッシュボードから「サブネット」を選択、
作成したサブネットにチェックを入れて、
画面下のタブから「ルートテーブル」を選択して、
「ルートテーブルの関連付けの編集」を選択。
移動した画面先では、「ルートテーブルID」の項目で候補の中から、先ほど作成したルートテーブルを選びます。保存が完了したらルートテーブルの作成は完了です!
次回は、「セキュリティーグループ」を作成していきます!