いわりょのBlog

IT関連で学んだことを書いていきます。

ネットワーク基礎学習① 「パケット」「フレーム」

1. PDU

PDU(プロトコルデータユニット)とは、データ通信において、あるプロトコル(通信規約)が扱うひとまとまりのデータの送受信単位のこと。

「パケット」「フレーム」など、具体的な呼び名はプロトコルによって異なる。

2. フレーム

フレームとは、「データリンク層を流れるパケット」である。

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現状、データリンク層と言えば「イーサネット」が主流なので、「イーサネットでやりとりされるデータの最小単位」となる。

フレームフォーマット(DIX仕様)

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イーサネットで扱われるフレームは、TCP/IPで使用されているという理由から「DIX仕様が一般的」となっている。
l2ヘッダ + ペイロード + トレーラからなる。

フィールド

フレームを構成する一つ一つの要素を「フィールド」という。

l2ヘッダ

宛先MACアドレス」「送信元MACアドレス」とそれぞれフィールドがあり、送信先&送信元のノードを識別するための番号」を割り当てられている。

MACアドレスに関しては以下の記事で解説↓↓
ryo10leo.hatenablog.com


タイプ」とは、上位層のプロトコルがなんであるかを識別するための番号

ペイロード

フレームからヘッダーやトレーラーを除いたデータの差分(データ)である。

データ」とは、イーサネットフレームによって運ばれる送信データである。

トレーラ

FCS(Frame Check Sequence)のフィールドからなり、エラーチェック用の値(CRC値)が格納される。

プリアンブル

フレームの開始をノードに認識させるための特殊な信号。受信時に廃棄されるため、厳密にはフレームに含まない。

3.パケット


下記図の①②③のようにレイヤー3以上のPDUをパケットと呼ぶ。ヘッダーとデータを合わせた固まりである

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セグメント

図②のTCPパケットは、セグメントと呼ばれることもある。
トランスポート層において通信されるデータの単位で、TCPヘッダが頭に付けられたもの。