いわりょのBlog

IT関連で学んだことを書いていきます。

自作railsアプリをデプロイする Part7 Elastic IPアドレス作成編

前回作成したインフラ環境は以下のようになります。↓

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サブネットの中にEC2インスタンスを設置しました。
これでサーバーを設置したということになります。


今回は、この作成したEC2インスタンスに、Elastic IPアドレスを作成して紐付ける作業を行っていきます。

Elastic IPを理解する

EC2インスタンスを起動した際に、そのインスタンスに接続するための住所のようなものが割り当てられます。

それが、「パブリックIPアドレス」です。

このアドレスを使うことでEC2インスタンスに接続することや、クライアント側がどのサーバーからの通信かを特定することが可能です。しかし、これには注意点があります。

それは、パブリックIPアドレスは動的に変化してしまうことです。

例えば、インスタンスを新規作成して起動したときに「A」というアドレスでインスタンスに接続できるとします。

しかし、一度インスタンス停止して再起動したときには、パブリックIPアドレスは「B」というアドレスに変えられてしますのです。

こんなイメージです。↓

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この場合、毎回違う住所のサーバーを利用することになります。そのため、毎回サーバを動かす際に設定をいじらなければならないのです。

要は面倒です!

それを回避するためには、パグリックIPアドレスを固定する必要があります。

そのために使われるのが、「Elastic IP アドレス」です。

IPアドレスを指定することはできませんが、取得したIPアドレスは専有できます。

それをパブリックIPとしてEC2インスタンスに紐付けることで、
インスタンスの起動、停止に関わらず常に同じIPで通信ができるわけです。

作成するものを図で理解する

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図の通りです。固定されたパブリックIPアドレスでサーバーと通信ができるように、Elastic IPを作成してサーバーに紐付けます。

Elastic IPの作成

まずはダッシュボードから、「Elastic IP」を選択。

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Elastic IPアドレスの割り当て」を選択。

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割り当て」をクリックします。そしたら割り当てが完了するはずです。

次は、移動した画面で「アクション」を選択して、「Elastic IPアドレスの関連付け」を選んでください。

次はこの画面がでます↓

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リソースは、インスタンスにチェック

インスタンスで、Elastic IPアドレスと紐付けたいインスタンスを選びます。

プライベートIPアドレスは、自動ででた候補のアドレスを選択しましょう。

Elastic IP アドレスの再関連付けを許可するには、今回チェックしていません。

設定に間違いがなければ、「関連付ける」をクリックします。


これで固定されたパブリックIPアドレスで、サーバーと通信することができました!

次回は、SSH通信でインスタンスにログインする作業を行っていきたいと思います!

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